脳血流を改善する薬剤や医療機器により認知症を予防
今日ご紹介するのは、2016年にBrain Pathologyに紹介されたこちらのレビュー論文です。
-----------------------------------------------
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27324946
心臓および脳血管疾患は、認知障害およびアルツハイマー病の発症における主要な危険因子である。
これらの心臓 - 脳障害は、年齢とともに脳血流の低下を引き起こし、神経細胞に十分なエネルギーを供給できなくなる。
高齢者の脳血流低下は、軽度認知障害の発症と強く関連しており、アルツハイマー型認知症につながると考えられている。
軽度認知障害を予防または治療し、その結果アルツハイマー病の発生率を低下させる治療の標的は、新規薬剤を用いて脳血流を高めることだ。
その薬剤とは、Rhoキナーゼ阻害剤、神経代謝エネルギー促進剤、サーチュインおよび血管成長因子などである。
さらに、光生物学的周波数変調と呼ばれるレーザー医学による新しい技術も開発されている。
光生物学的周波数変調は、神経細胞において非侵襲的にミトコンドリアエネルギー産生を刺激する低レベルレーザーを用いている。
新規な薬剤や光生物学的周波数変調の使用は、認知症につながる認知低下の治療または予防において重要なツールとなり得る。
-----------------------------------------------
認知症予防には脳血流を改善が重要。そのための薬剤や機器も開発されてきていますという内容です。
私は血圧低めだし、心拍数も少ないし、冷え性だし、よくぼーっとしているので、脳にあまり血が行ってない気がしますが、薬や機器で改善できるようになるかも、ということなら、一つの希望になります。
現時点では、脳血流をよくするために自分としてできることは、運動くらいかな。