40代からの認知症予防

母が認知症。今から私にもできる、科学的に根拠のある予防法を試しています。

DHAの認知症予防効果

今回は、2017年1月、JAMA Neurologyから、DHAの効果に関するレビュー(まとめ)論文をご紹介します。

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Association of Docosahexaenoic Acid Supplementation With Alzheimer Disease Stage in Apolipoprotein E ε4 Carriers
A Review

http://jamanetwork.com/journals/jamaneurology/article-abstract/2597293

認知症になりやすい遺伝子しとして、APOE4遺伝子が明らかになっている。これまでの観察研究では、オメガ3脂肪酸の一つであるDHA(ドコサヘキサエン酸)が、アルツハイマー病のリスクを低減させる効果があると指摘されてきた。一方無作為臨床試験では、オメガ3のアルツハイマー予防効果は一定していない。このようなD研究結果のばらつきは、DHA、APOE遺伝子型、およびアルツハイマー病の病理変化の3者の相互作用によるものではないかと筆者は指摘している。

無作為臨床試験では、オメガ3とアルツハイマー病症状との関連は否定的であった。しかしいくつかの観察研究と臨床試験ではアルツハイマー病発症前におけるオメガ3の摂取はAPOE4遺伝子保有者の記憶力低下のスピードを低下させる作用がある可能性を示唆している。

特に、高用量のDHA摂取は、APOE4保持者のアルツハイマー病発症減少の方法となるかも知れない。

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一方最後に書かれている高用量というのは、研究にもよりますが、1000mg以上のようです。私もDHA/EPAサプリメントを飲んでいますが、表示を見ると一日量は合計600mgでした。今の倍量にしようと思います。

バイリンガルだと認知症発症が遅くなる

こんにちは。

今日の論文はこちらです。↓

Bilingualism delays age at onset of dementia, independent of education and immigration status.

 
バイリンガルであることと認知症発症年齢や認知症の分類を調べようとした研究
648人の認知症と診断された患者の認知症発症年齢を
バイリンガル(391人)とモノリンガル(1カ国語使用者)とで比較した。
話せる外国語の数、教育水準、職業なども同時に調べた。
結果、バイリンガルはモノリンガルよりも認知症発症年齢が4.5歳遅いことが判明した。
この結果はアルツハイマー型、前頭側頭型、脳血管性いずれの認知症型でも同様であった。
またこの傾向は文字が書けない文盲の患者でも認められた。
2カ国語よりも多い言語を話せることの影響はなかった。
バイリンガル認知症発症への影響は、教育水準、性別、職業、居住地(都会か田舎か)にかかわらず
独立した要因であった。
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バイリンガル認知症になりにくいというような研究はこれまでにもありましたが、
そもそも2カ国語以上話せる人は教育水準が高い人なので、
教育レベルの問題であってバイリンガルによるものではないのではないか、
という疑問に答えられなかったのです。
このインドの論文では、文字が書けない、すなわち教育水準が低いと考えられる人たちでも、
バイリンガルであることの認知症発症年齢を遅らせる効果があったことを明らかにしたわけです。
 
 
私は語学はずっと苦手意識を持っていますが、
このブログで紹介しているような英語論文を読んだりして、
少しでもバイリンガルに近づけるように努力中です。
 
あと最近リスニング強化のためによく聞いてるのは、
NHKの番組ですがネットでも視聴できる、ABCニュースシャワー。
 
私には難しいですが、適度な長さを繰り返し聞けるところや、
アメリカの時事問題を知ることができることも気に入っています。

運動が高齢者の記憶力をアップさせる

母が認知症で、遺伝的リスクあるのではと、40代の今からできる認知症予防策をいろいろためしています。

しかし認知症予防の情報は根拠もさまざまなので、科学的根拠のあるものにしぼってやりたいと思い、論文を調べています。
調べた論文を関心のある方とシェアし、同士ができればうれしいです(週1ペース更新目標)。
 
 
まず一つ目は運動。
 
運動が脳にいい、という話は聞いたことがある方も多いかと思います。
実際に過去10年以上にわたり、多くの研究がされてきました。
今日はその中の一つをご紹介します。
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Exercise training increases size of hippocampus and improves memory
 
2011年のPNAS
 
120人の高齢者のうち、有酸素運動をした群とストレッチをした群で比較すると、
有酸素運動群のみ、脳で記憶をつかさどる海馬ボリュームが大きくなっており、
記憶力も向上した。
また海馬の大きさは血中の神経成長因子(BDNF)濃度とも関連していた。
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同じ運動でも、ストレッチよりも歩いたりする有酸素運動の方がいいらしいです。
 
私も運動いろいろ試したけれど、少し汗をかくくらいの強度の運動の方が、
気分もスッキリしていい感じ。
 
特に最近はまってるのがエアロビクス。昭和〜!!
YouTube↓で、見よう見まねでやってて、思いのほか気持ちいいです。
誰にも見られたくない姿ですが。